【初心者必見】オーディオインターフェースとは?

この記事では、DTMをする上で欠かせない存在になってくるオーディオインターフェースについて解説します。
DTMをこれから始めようとしてる方や、使った事が無い方にとってはよくわからない物ですよね。
そんな方にも理解していただけるようにゆる~く分かりやすく解説したいと思います。
オーディオインターフェースとは
オーディオインターフェースとは一体何者なのか?
一言で表すと
「音を入出力する為の機械」
です。
これだけじゃ全然わからないと思うので、具体的に説明していきたいと思います。
音の入力
PCやスマホで歌を録音をする時に内蔵のマイクを使って録音する事も出来ますが、ちゃんとしたマイクを使って録音したいと思う事は無いでしょうか。
また、ギターやベースを弾ける人はPCやスマホに接続して録音したいと思う事は無いでしょうか。
しかし、ここで我々は一つの悲しい現実を受け入れなければなりません。
PCやスマホにはマイクを接続するKLR端子やギター等を接続するフォン端子は接続出来ないのです。

なんとかして接続する事は出来ないのだろうか…
こうして頭を抱える我々にそっと手を差し伸べてくれる者がおります。
それがオーディオインターフェースなのです!!

マイク or ギター
↓
オーディオインターフェース
↓
スマホ or PC
こんな感じで本来接続できない機器の間に入って録音を助けてくれるのです。
DTMをする上でオーディオインターフェースを使う理由のほとんがこれだと思います。
音の出力とか正直どうでも良いのです。
音の出力
音を出セマス。
以上!笑
「音を入出力をする機械」と説明してしまった以上、出力に触れておかねばならないと思いましたが、そんな書く事ないです。笑
PCとかスマホって音の出力に関しては最初からそんな苦労しないじゃないですか。
俺らは音楽を作りてーんだ!
この魂の音を録音してーんだ!!
って感じの人がやっぱオーディオインターフェース使うと思います。
まぁ、そんな感じ。
オーディオインターフェースの選び方
オーディオインターフェースを購入する際、どれを購入したら良いのか迷うと思います。そこでいくつか選ぶポイントを解説したいと思います。
対応OS・端末
PCに接続できれば良いのか、スマホにも接続したいのか、どんな使い方をしたいのかを決めた上で、使いたい端末に対応しているか必ず確認しましょう。
だいたいの物がwindowsとmacの両方で使えるのですが、たまにmac専用のやつもあったりするようなので注意しましょう。
PCに接続する場合、USB接続タイプの物が主流だと思います。そしてやはりUSBがおすすめです。よくわからない変な端子より慣れ親しんだUSBですよ。
数年前からiPhoneやiPadに接続できるものも増えてきました。iOSで使用できるのを売りにしてて付属のLightningケーブルで接続できるようなタイプの物があるので、そういうのが安心ですよね。
※android端末については持っていないので正直よくわかりません。androidの事を書けず申し訳ありません。
入力端子
オーディオインターフェースに自分の使用したいマイクや楽器が接続できるのか確認しましょう。

入力端子は次の三つの物があります。
- 標準ジャック(フォンプラグ)・・・ギター、ベース等
- XLR(キャノン)・・・マイク
- コンボジャック・・・標準ジャックとXLRが合体した物。どちらも接続可能。
今時の機種だと大抵ちゃんと全部接続できると思います。
マイクを接続する時はダイナミックマイクなのかコンデンサーマイクなのかも重要です。コンデンサーマイクを使う場合はファンタム電源と言う48Vの電源が必要になります。これもよっぽど変な機種じゃ無いかぎり普通はついてるはずです。
最低限の機能を確保してると言う意味でそこをチェックしたら良いかもですね。
ギターもマイクも繋げる、もちろんコンデンサーマイクも繋げる、って感じで。
音質
オーディオインターフェースは機種ごとに音質の差があります。
次の二つを見るとある程度性能がわかります。
- 量子化ビット数
- サンプリングレート
どちらも数字が大きくなる程音質がよくなります。
量子化ビット数は16bit、24bit、32bitなどがありますが、主流は24bitでしょうか。
サンプリングレートは48kHz、96kHz、192kHzなどがありますが、最近の物はだいたい96kHz以上の物が多いです。
24bit/96kHzのスペックを最低ラインにして探すと良いと思います。
タイプ別おすすめ機種
選ぶポイントを見ても結局どれを買ったら良いのかって最初はわからないと思います。
そんな方のために、価格やコスパを重視して、2つのおすすめ機種を紹介したいと思います。
【スマホ用・低価格】TASCAM/iXZ

iXZはスマホ用のオーディオインターフェースです。手頃な価格でオーディオインターフェースを使ってみたいと言う方にぴったりです。4000円以下という手頃な価格ながら、ファンタム電源を搭載しており、コンデンサーマイクを使う事が出来ます。
イヤホンジャックで接続する珍しいタイプです。
そのため、音質は若干劣ります。
音質よりもスマホで気軽に録音したいって方には向いています。
発売した当時はiPhoneにイヤホンジャックが付いてましたが、最近の機種はイヤホンジャックが無くなってしまいましたね。
最近のiPhoneなどで使う際はプラグをLightningに変換する必要があります。
そしてiPhoneだけでなくandroid端末でも使用できるのです。androidの全ての機種で使用できるのか保証できませんが、android端末を使って録音してみたい方は試してみても良いと思います。
【万能】Focusrite/iTrack Solo

iTrack SoloはPC、iPhone、iPadに接続して使える優秀なオーディオインターフェースです。AppleからiOSでの動作の安定性を認定された製品なので安心して使用できます。
私も現在iTrack soloを使用してます。
Focusriteの定評のある高品位なマイクプリが搭載されており音質が非常に良く、クリアなサウンドです。
そして、レイテンシー(遅延)が全くと言って良い程無いんです。ストレスなく録音できます。オーディオインターフェースの中ではiTrack Soloは低価格な物に分類されると思うのですが、こんなにコスパの良い物はなかなか無いです!
最後に
オーディオインターフェースも上を見ればきりがないですからね。
初心者向けのページで「○○円以上の物がおすすめ!」とか、「業界標準機種はこれ!」とか色んな謳い文句で高価な物をおすすめしていると思います。
しかし、どの程度のスペックの物が必要かわからない初心者に必要以上の物を売りつけようとしているようにしか私は思えません。
ちょっとそこら辺ドライブしてみたいと言う初心者マークのドライバーに、GT-Rやスカイラインレベルのスピードが出せないとダメだとおすすめしますか?
料理してみたいって方に味を求めるならまずは数万円の包丁と数万円の調理器具買いましょうっておすすめしますか?
オシャレしたいなら海外ハイブランドの服で無ければいけないと言いますか?
そう言う事です。
良い道具は確かに良いです。
しかし、どこにでもある普通の紙と鉛筆だけですばらしい絵を描く方や、普通の食材と普通の調理器具ですごく美味しい料理を作る方って居ますよね?
音楽も同じです。
良い道具で良い音楽は作りやすくなるかもしれません。
でも、良い道具が無ければ良い音楽が作れないかと言ったらそんな事はありません。
結局は作る人次第です。
DTMをこれからやってみようって方には最安値のサウンドハウスでも13,000円くらいのiTrack Soloは高く感じるかもしれませんね。
しかし最初の一台目として買っても絶対に後悔しない素晴らしい機種です。
もちろん最初に安価なiXZから試し、音質に満足できなくなってから購入すると言うのでも問題無いと思います。実際私はそのパターンでした。
経済的に余裕のある方は、最初から高価な物を買っても良いでしょう。
それも1つの正解だと思います。
やっぱり楽しむ為には自分の懐と相談しつつ自分に合った物を買うのが良いんじゃないかなって思います。
オーディオインターフェースも有ると無いとでは作れる物が大きく変わります。
まだ持ってないけど欲しいと思ってる方は、ぜひ買ってみてください!
音楽が楽しくなります。